ウェブサーバー設置場所(IDC)

レンタルサーバー(ウェブサーバー)

サーバー設置場所・IDCについて

IDC(インターネットデータセンター)

共有レンタルサーバーを選択する際に、共有レンタルサーバー(ウェブサーバー)がどこに設置されているかは、非常に重要なポイントです。そしてウェブサーバーを設置して管理している場所のことをIDC(インターネットデータセンター)と呼びます。

ウェブサーバーの設置場所が国内か、海外か、自社内かデータセンターか、それに設置場所の設備や能力によって、サーバーの速度や安定表示能力がかなり変わってきます。ウェブサーバーは基本的にIDC(インターネット・データセンター)に設置されますが、誤解を恐れずに言えば、高級なIDCに設置されるほど、パフォーマンスを発揮します。

IDCの場所・タイプ

共有レンタルサーバーの設置場所としては、主に3タイプに分けることができます。国内IDC型、自社内設置型、海外IDC設置型となります。

ウェブサーバーとしての能力として、表示速度、混雑時のレスポンス、稼働率、安定性、トラブル時の復旧対応能力が重要な性能と考えられます。サーバー能力の見方と重要点はこちらで解説しています。いずれもウェブサーバーの収容場所の質と、利用している回線クラスが大きなのウェイトをしめてきます。

国内IDC型について

国内IDC型とは、国内のインターネット・データ・センターに設置されているレンタルウェブサーバーです。日本国内にある高品質なデータセンターは堅牢な耐震性、室内温度を一定に保つ空調、いざという時の自家発電設備などをもつ、高級設備のビルに多くのインターネットトラフィックに対応する高速な通信回線をもちます。(国内データセンターの詳細解説)。

国内データセンターに収容されているウェブサーバーは比較的多く、特に速度面では大変優れています。アフィリエイトを含むビジネス目的でサーバーを利用するなら国内IDC設置サーバーを選びたく、その上で高品質なデータセンターほど、設備良く、基本性能は高く、トラブル時の復旧なども素早く、安心感が高くなります。

国内IDC設置サーバーには、親サーバー会社の卸し業者からの請け負いで小売りしているレンタルサーバー会社も多く、同条件収容でも、お得なサーバーと割高なサーバーが出てきます。
筆者オカサンタの経験上、高度なサポートが必要になった場合に、親会社のサポートに連絡しなければならなかったりと、時間と手間が掛かることがあります。

もし、そこまで気にする必要な場合には、ハイクラスなビジネス用(ビジネススペック)と呼ばれるサーバーを選択、または乗り換えていく必要が出てくるでしょう。

自社内設置サーバーについて

自社内設置型サーバーとは、自社内にウェブサーバーを設置しレンタルサーバーサービスを行っている形態です。
(自社所有のインターネットデータセンターというのは除く)。

一口に自社内設置サーバーといっても条件次第ですが、この方式はサーバースペックがいいわりに速度が遅い場合がでてきますので注意が必要です。 トラブル時の対応もいっぱいいっぱいで電話が繋がらなくなる場合も十分にあります。

しかしながら、低価格で実は高速。FTPアップロードもすごく快適、といった場合もあるため、比較から全く度外視してしまう必要はありません。

メリットもデメリットも把握した上で、使う条件に一致すれば、機能面からの内容はコストパフォーマンスに優れたレンタルサーバーであることが多いです。とにかく格安、とにかく機能重視といったサーバーを選択したい場合に、考慮すべき内容の一つになります。

以前、筆者オカサンタが利用した自社内設置サーバーでは、地震の少ない沖縄に支社があり、あえてその沖縄支社にウェブサーバーを設置しているケースもありました。

海外IDC設置サーバーについて

海外設置型サーバーとは、管理費の安い南米などの海外IDCにサーバーを収容、レンタルウェブサーバーを設置します。

この形態は、レンタルサーバー会社が公開している場合もありますし、格安でディスク容量が無制限といった場合にあります。また、無料のレンタルサーバーの多くは海外データセンターに収容されたサーバーでしょう。海外から日本へデータを転送するので、距離の関係上、表示速度は遅いです。
これは混雑時ほど遅くなります。ウェブサーバーの質と合わせて、表示が不安定になる場合もあります。

安いけど遅いといった選択肢の一つがこの海外データセンター設置タイプの特徴ですが、2009年現在、減少傾向にありそうです。

以前、筆者オカサンタはこんな経験しました。アメリカにタイフーンがきたときに、ホームページが表示できなくなり、サーバー会社のサポートセンターに問い合わせたら、タイフーンの影響と伝えられました。2日くらい復旧せず、当然、ビジネスはストップ。有名で比較的高級な、ハイクラスのビジネス向け共有レンタルサーバーだったのですが、かなり残念に感じました。

ビジネス用と明記していての海外設置サーバーはあり得ないという事で、もちろん、違うレンタルサーバーに乗換えしました。電話サポートは細かい事まで対応してくれて充実していたのですが、仕方ありません。

現在も、このレンタルサーバー会社は雑誌等で良く宣伝していますが、当サーバー比較サイトでは紹介していないので安心して下さい。

IDCの地政学的リスクについて

国内データセンターといえば、東京、京都、大阪、沖縄に所在するデータセンターが多く、アクセスする場所より近い方がより早くなることは間違いありません。
東京と大阪間は世界有数といわれる太い回線で繋がっているために、気にする必要はありません。

しかしこの、転送速度意外に、リスクマネージメントの観点から、様々なレンタルサーバーを利用する意味があります。

例えば沖縄にあるデータセンターに収容されたウェブサーバー。 地震が少ないと言われる沖縄、そして本州から離れている沖縄。
ここにウェブサーバーがあれば、本州で災害などが起きた時にも、トラブルの全くない可能性も高く、沖縄所在データセンターの意味があります。

例えば美ら海レンタルサーバーなどは沖縄のデータセンターに収容されています。

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*サーバーの中でもインターネット上にホームページを設置するためのサーバーを、一般的にWEBサーバー(インターネットウェブサーバー)と呼びます。

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