レンタルサーバー・Eメールの機能

レンタルサーバー(ウェブサーバー)

Eメールの機能・概要

Eメールの概要

多くの方が職場で、ご自宅で、また携帯電話で日常に利用しているEメール。正確にはエレクトロニック・メール(電子メール)の略で、実はインターネットメールではありません。

電子メールがどんなものかはご存じの通り。手紙や手書きメモの代わりとして、電子的データでの連絡事項を送信先に送ってくれます。

ドメインとEメール

Eメールを利用するためには、ドメインが必要です。通称、自前でドメインを取得するか、ドメインを利用させてくれるサービスから借りて使用するか、どちらかになります。
前者はオリジナルなドメインでメールを利用。レンタルサーバーとセットで利用し、セキュリティ面でも安心度が高くなります。
後者は例えば携帯のキャリアメール、ネットプロバイダのおまけメール、googleのGメール、レンタルサーバーのおまけメールなど、多用なサービスで無料で利用できます。

レンタルサーバーの契約とセットで考えるなら、やはりドメインを取得するのが基本路線。

ドメイン(独自ドメイン)を取得すると、独自ドメインのEメールアドレスが利用できます。独自ドメインを利用したEメールはわかりやすく、短くて覚えやすい場合も多く、信頼性もアピールできます。

@の後はドメイン、@の前はご自身の好きなアルファベットを組み合わせて利用することが出来ます。
(@=アットマーク)

独自ドメインによるEメールアドレスを運用するのなら、前も後ろも自由に定めることができます。ドメイン自体は先客がいると取得出来ませんが、同じものはありません。つまり@の後ろは世界に一つ。なので@の前は完全に自由に設定可能。どんなアルファベットを設定しても、他のEメールアドレスとかぶることはありません。
好きなアルファベットが利用可能です。

レンタルサーバーのEメール

レンタルサーバーを契約し、独自ドメインを取得すればEメールも利用可能になります(ほとんどのサービスがメール機能を備えます)。
まず重要な比較項目として、Eメール(メールアカウント)がいくつ利用できるか。という点。これはレンタルサーバーによって変わってきます。

Eメールを使用する権限のことをメールアカウントと呼びますが、このメールアカウントがいくつ設定できるかが、=メール個数です。特に複数人で利用する場合は、契約の前に必ずチェック。例えば個人でサーバーを利用する場合は例えばメールアカウント最大10個でも十分でしょう。しかし団体として利用する場合や法人利用の場合は、最低でもスタッフ分のアカウントは必要になるかと思います。そしてマルチドメイン対応の有無、複数サイト運営の有無なども考慮すれば、しばらく困りません。

2個目3個目のレンタルサーバーを契約する場合なら、Eメール自体が利用不可能なサービスを選ぶ事も可能です。管理するEメールアドレスが増えすぎても、これはこれで大変です。

よくいわれる目安として、法人利用の場合、社員数(部署人数)の倍くらいのメールアカウントが利用できれば大丈夫というものが目安があります。例えば20人ならメールアカウント最大50個。この辺りを目安にされるのも一つの方法です。

Eメールの基本的な機能

Eメール機能の基本的なものとして、以下の様な機能があります。

メール転送
特定のメールアドレスに送られてきたEメールを他のメールアドレスに送ることが出来ます。元のメールアドレスにも残す設定が出来れば、メールのバックアップになります。
メール自動返信機能
特定のメールアドレスにEメールが届いたら、あらかじめ定めたメッセージを自動的に返信する機能。例えば”送信ありがとうございました”などと届くメールがそうです。
「オートレスポンダー」や「Auto Reply」と呼ばれることもあります。
スパムメールフィルタ
いわゆる迷惑メールフィルタの事。迷惑メールを自動的に処分したり、件名に特定のキーワードを入れてくれます。詳細は迷惑メールフィルタについてで解説しています。
ウィルスフィルタ
送受信するメールのウィルスチェックを自動的に行ってくれます。
ウェブメール機能
インターネットブラウザを利用してメールのチェックが可能です。
メーリングリスト
設定したメールアドレスに送信すると、あらかじめ登録しておいた全部のメールアドレスに送信されます。
サブミッションポート
スパムメールの送信を制限する技術。メーラー(メール送受信ソフト)の送信ポート番号をTCPの25番ではなく、多くの場合でTCPの587番ポートを利用することになる。番号を変更しないとメール送信できず。
SMTP-AUTH
メール送信時のユーザー認証。送信者が本人であることを確認します。SMTPサーバでユーザ認証を行う方式。

電子メール機能の詳細についてはこちらをご覧下さい。
上記の他にも各レンタルサーバーサービスごとに独自のサービスが用意される場合もあります。

Eメールの機能や安定性、速度。これはレンタルサーバーごとに様々。便利な機能というわかりやすい部分が比較評価の対象になりがちですが、メールサーバーとしての基本的な部分も重要です。低価格サーバーでは、メールサーバーが停止したり混雑して送受信に不具合がでる場合も普通にあります。
そしてメール送受信制限など条件面。ダイレクトメールを利用される場合はこれも重要です。

便利機能が充実、安定性高く、各種制限が緩ければ、メール専用サーバー(メールサーバー)としてレンタルサーバーを契約する事もあります。

メールを多用するなら、細かな条件までチェック

Eメールをよく使うなら、「一日の送受信可能数量」というのも注目した方がいいです。しかしこれ、過半数のサーバーでは非公開。もしくはFAQなどのコーナーにひっそりと掲載されています。

個人向けや低価格な共有レンタルサーバーでは、一日辺りの総受信/送信回数は少なめのため、もし、頻繁にメールを使ったり、スパム(迷惑)メールが多い場合は、同じ低価格でも機能重視系よりビジネスにも対応というサーバーを利用する方がいいでしょう。

その他の方法として、ビジネスで多くのEメールを利用する場合は、低価格な共有レンタルサーバーを別に用意し、メール専用のメールサーバーを用意するのもいいでしょう。ディスク容量の多くをメール用に振り分けられるレンタルサーバーが便利です。

サーバーがダウンするとメールも使えなくなります

サーバーがダウンしてしまうと、Eメールの送受信も不可能になります。 メンテナンスタイムなども同様です。

この点から考えると、やはり安定性の高いいレンタルサーバーを選ぶことがポイントです。メールが使えないと仕事にならないといった事も日常的に起きるでしょうから、 トラブルの起きないサーバーというのは最も重要視しなければならないところです。

もし、ホームページ公開用とは別に、メール用のレンタルサーバーを契約すると、非常時もメールの送信は可能。HPの表示もメールの利用も不可となれば、それは八方ふさがり。代用のメールアドレスも用意しておけば、不慮の事態に対処することは可能です。


Eメールアドレス(メールアカウント)が無制限に設定出来るサーバー:
エックスサーバーエクスビットヘテムルJ-NAVIワダックスネクストウェブ、など。

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*サーバーの中でもインターネット上にホームページを設置するためのサーバーを、一般的にWEBサーバー(インターネットウェブサーバー)と呼びます。

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