レンサバ(ウェブサーバー)
世界中で高い知名度を持つWordPress(ワードプレス)。CMSの一種となるブログ構築ソフトであり、無料で利用できるオープンソースタイプのソフトウェア。ホームページ公開用レンタルサーバーにインストールして利用します。
ワードプレスを一言で言うと、無料で利用することが出来るサーバーインストール型ブログ構築システムということが出来るでしょう。
基本的に、一定の条件を満たしたレンタルサーバーなら利用が可能です。
ワードプレス特徴まとめ。無料ブログと比較すれば、独自ドメインで運用可能。そして様々な無料ブログのリスクを排除出来るのがメリット。広告の問題もなし。
通常のホームページと比較すれば、一度設置さえ完了してしまえば、比較的簡単に記事の更新・追加が可能なのがメリット。コンテンツ制作に全力を挙げることが出来ます。
ワードプレスはレンタルウェブサーバーに設置して利用するタイプのソフトウェア。ワードプレスを利用するためには、「ワードプレス対応と表記」しているレンタルサーバーなら問題なくインストール出来ます。その中には、ワードプレス設置に関するマニュアルが用意されていたり、クリックのみの簡単インストールで利用できるレンタルサーバーもあります。
いわゆる簡単インストール、ほとんどクリックだけでワードプレスがインストール完了となる機能を持つレンタルサーバーには、SPPDレンタルサーバー、エックスサーバーなどがあり、それ以外のサービスでも対応はどんどん増加しています。
ワードプレスが動作するサーバーの条件としては、PHPとMySQLが機能するレンタルサーバーであれば基本的にインストール可能ですが、実際に筆者の経験上、低価格帯のレンタルサーバーでは満足に利用することはできませんでした。
多くの共有レンタルサーバーで、WordPress対応が明記されています。だから、運用中の快適か不快かはおいておいて、とりあえず利用できるのはわかります。
では、どんなレンタルサーバーを選べば快適に利用できるか?筆者の体験から一つの目安を月額料金ベースで。
まず、WordPressに限らず「CMS」というのは、以外にパワーが必要と言うこと。そのため、低価格帯のレンタルサーバーではマシンパワーが不足します。また超低価格サーバーでは、1サーバー当たりの収容人数が多いことで、うまく再構築出来るときもあれば、不安定になることもある。そんな現象も。
2008年ごろでは、実際に月額数百円のレンタルサーバーでWordPressを利用すると、再構築に時間がかかりエラーが出たり不安になったり、記事数に制限が低かったり、表示が重かったり、不具合といっていいのか悪いのか、微妙な問題が発生します。
そもそも、自身のブログを見るとアクセスや表示レスポンスが悪く、アクセスして下さるユーザー様に申し訳なくなります。
筆者の場合は、月額1000円程度のレンタルサーバーでも日々データベースが壊れてしまう不安と格闘。記事数200ほどでもうWordPress利用の限界を感じました。
それを考えると、できれば月額料金1000円以上で、マルチドメインに対応していないサーバー、もしくは月額2000円クラスのビジネススペックやハイスペックと明記されているサーバーならとりあえず安心でしょう。
ちなみにムーバブルタイプでは月額1500円クラスでも微妙だったので、もしかしたらワードプレスの方が軽いかもしれません。
2013年に、エックスサーバー株式会社よりWordPressの利用に特化したレンタルサーバーがリリースされました。名前は「wpXレンタルサーバー」。ニュース記事でまとめています。
現在のところ未体験ながら、非常に価値のあるサービスと期待しています。
無料で使えて高機能という点と、簡単にインストールできるレンタルサーバーが増えてきたということで大人気のワードプレス。充実しているプラグインだって、年々増加しています。
人気があるアプリケーションというのは、ことインターネット上の場合において、セキュリティリスクは増大。危険度があがります。WordPressに限らず、外部から攻撃されるからです。
筆者も今までに2回、悪意のある攻撃から大きな被害を受けています。マルチドメインで運用していれば、被害総額だってかなりのモノです。修復中は収益が全くなくなりますから。
外部から攻撃されると、サイトの改ざんが行われたり、ウイルスを発信するようになったり。素早く気付かなければレンタルサーバー会社からアクセス制限をされます。全リセットから改めてHP環境を作ることになります。その後も、例えば掲示板にアタックしてくるスパムロボットのように、意味不明のアクセスが続き、無駄な転送量が増えていくこともあります(アクセス制限でどの程度復活できるかテスト中)。
WordPressでは攻撃の標的とされる回数が多い分、セキュリティ関連のアップデートが細かく行われています。しかしユーザー側でアップデートしなければ効果無し。ホームページ管理者はリスクマネージメントも考慮しなければならないということを教えてくれます。
同様のウェブサーバーインストール型ブログシステムである、ムーバブルタイプとの違いですが、最大の違いは有償か無償かということかもしれません。もちろん、その使い勝手や機能、サポート体制にも違いはありますが、機能的には、ワードプレスもムーバブルタイプもプラグインが利用できるために、同じような機能が利用できるでしょう。
ムーバブルタイプは個人での使用に限り無料ですが、ワードプレスはすべて無料で利用でき、法人でもライセンス的に問題なく、商用利用可能かと思われます。
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*サーバーの中でもインターネット上にホームページを設置するためのサーバーを、一般的にWEBサーバー(インターネットウェブサーバー)と呼びます。