マルチドメインについて

レンタルサーバー(ウェブサーバー)の機能

 マルチドメインの設定できるレンタルサーバー

マルチドメインとは?

共有レンタルサーバーには、マルチドメイン設定という機能が利用できるレンタルサーバーがあります。これは非常に便利な機能で、ちょっとした弱点がないわけでもないんですが、利用方法次第で、複数ホームページ管理の強力な味方になってくれます。(ドメインについてはこちら

例えば、複数のホームページを運営していて、ドメインも複数使い分けている。これは割と一般的な事で、筆者オカサンタもそうです。そういった場合に、ログインIDが解らなくなったり、パスワードがごちゃごちゃになったり、サーバーのコントロールパネルの使い方が解らなくなったりすることってありませんか?

また例えば、大容量の共有レンタルサーバーを契約して、ディスク容量が思ったより使わずにすみ、ディスクスペースがたくさん余ってしまった。こんなことってありませんか?そういった場合、この余ったサーバースペースで活用、違うドメインを運用できたらいいな、なんて考えてしまうモノです。

便利なマルチドメイン

そこで、マルチドメインの登場です。マルチドメインとは、一つの契約のレンタルサーバーに、2つ以上のドメインを設定することです。

このマルチドメイン機能があれば、全く別の独自ドメインを、2つ以上、1つのレンタルサーバースペースに設定することができ(数はサーバーによります)、ディスク容量の無駄と無駄なコストを省くことが出来ます。

言い換えると、共有レンタルサーバー1台(1契約)で複数のドメインが設定・運用できます。

複数ドメインが1台分のサーバー料金で利用でき、1つのコントロールパネルで操作でき、状況に応じてドメイン単位でサーバー移転も簡単。これがマルチドメインの特徴です。

このマルチドメインですが、2005年頃から標準で対応している共有レンタルサーバーも出てきました。そして2009年ごろからはビジネス向けのレンタルサーバーでも見受けられます。

マルチドメインが標準で利用できるレンタルサーバーは、主に低価格高機能の月額1000円クラスの個人向けレンタルサーバーで見つけることが出来ます。複数サイトをローコストで運営できる、特にコスト(サーバー料金)が重要な個人向けレンタルサーバーで、こういった機能があるのはホントに嬉しいです。

マルチドメインが好評のレンタルサーバー

マルチドメインが利用できる共有レンタルサーバーは、下記のサーバーなどです。

などがあります。どれもお手頃価格に最新の機能満載、低価格高機能ウェブサーバーです。

余るディスク容量の活用として

また、このマルチドメイン機能を使用して、あまった分のディスクスペースを再販してもよい、という共有レンタルサーバーサービスもあります。再販できることは非常に魅力が高いですし、友人と分けて利用することも可能です。再販可能なウェブサーバーについては別項目でご紹介しますが、以下のレンタルサーバー会社が再販が可能です。

もし、再販に力を入れるなら、、CPIレンタルサーバーや、プラスアルファレンタルサーバーがおすすめです。どちらもしっかりとしたサポートが評判で魅力的です。再販は友人やグループで分けて使ったり、収入源にしたり、またそれ自体をビジネスとして利用するなど、応用が効くのでうまく活用したいものです。

マルチドメインとSEO対策

その他、マルチドメインにもデメリットがないわけではありません。意外に多くの短所があるため、マルチドメインに対応していないレンタルサーバーを選ぶのも、いい選択肢です。詳しくはマルチドメインのメリット・デメリットについてをご覧下さい。

例えばSEO対策をとってみると、これは考え方一つですが、SEO対策を考えたらマルチドメインで運用するよりも複数のレンタルサーバーを用意した方が良い。ということです。例えばグーグルに関してですが、ウェブサーバーのかなりのレベルまで解析をして、マルチドメインで運用しているドメインは同一ドメインに近い形での扱い、つまり内部リンク同様の扱いになっている可能性が高いということです。

つまり、外部リンクの形でリンクさせたつもりが、じつは内部リンクのような扱いになっているかもしれません。いや、高い確率で内部リンクに近い効果になっていると思われます。披リンクを自社内で増やすこと考えたら、やはり1ドメイン1サーバーでの運用が好ましいです。

マルチドメインのリスク

マルチドメインサーバーでは、大変便利にローコストに複数サイトが運用できますが、様々なリスク要因も大きくなります。特に低価格なマルチドメインサーバーの場合に顕著で、ここもやはり値段なりの部分は存在します。

リスクは大きくわけて2種類です。

  1. 1ドメイン1サーバーの場合と比べて、ウェブサーバー1台の収容人数あたりのドメイン数が多い。不安定の要因となります。特にマルチドメイン無制限の場合、とても多くのドメインを収容している方がいるかもしれません。最大個数が決まっている方が安心です。
  2. 自身が数個のドメインを1サーバーに収容した場合、もしウェブサーバーが落ちたり表示されなくなると、すべてのドメインが表示されなくなり、機能を失います。メールも使えなくなります。

もちろん、個人での趣味利用の場合、リスクは余り気にすることもありませんので、やはり便利なマルチドメインとなります。

その他、詳しくは下記リンク先にて、短所も紹介しています。
(マルチドメインのメリット・デメリットについて)


マルチドメインのメリットは使ってみれば確かに便利です。しかしSEO対策に力を入れるのであれば、必ずしもマルチドメインが使える共有レンタルサーバーを選ぶ必要はないと思います。ビジネス利用、趣味利用を問わず、個人で利用の場合など、できるだけ経費を下げて、なおかつ簡単にホームページを管理運営していきたい場合に適した機能であると言えます。

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*サーバーの中でもインターネット上にホームページを設置するためのサーバーを、一般的にWEBサーバー(インターネットウェブサーバー)と呼びます。

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